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ネパール中西部平野洪水
緊急救援活動

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洪水救援活動のモニタリング出張報告2

【2006年11月10日】

モニタリング調査の時に撮影した写真を追加します。出張報告はこちら。

ラプティ川にて渡し舟を待つ人々(洪水の原因となった川)
ラプティ川にて渡し舟を待つ人々
(洪水の原因となった川)
ここでは渡し舟が重要な交通手段
ここでは渡し舟が重要な交通手段
洪水のため壁に亀裂が入ってしまった家
洪水のため壁に亀裂が入ってしまった家
色の変わっているところまで水が来ていた
話をしに集まってくれた人々
話をしに集まってくれた人々
(右はスタッフのゴパールとCSDR代表ラルモニ氏
このような皮膚疾患が多く見られた
このような皮膚疾患が多く見られた
救援活動を実施したCSDRスタッフとボランティア
救援活動を実施した
CSDRスタッフとボランティア
洪水によって跡形もなく壊された家
洪水によって跡形もなく壊された家
唯一穀物を入れる土製のつぼが残っているのみ
どこまで水が上がってきたか指で示してくれCSDRの地元ボランティア
どこまで水が上がってきたか指で示してくれ
CSDRの地元ボランティア

写真:カトマンズ事務所長 藤崎文子

 

洪水救援活動のモニタリング出張報告1

【2006年11月9日】

支援を受けた女性
支援を受けた女性
洪水のときの様子を語ってくれたプロガテ・ヤドゥンさん
洪水のときの様子を語ってくれた
プロガテ・ヤドゥンさん
少年の腰の辺りまで水位があったことが壁の様子から判る
少年の腰の辺りまで水位があったことが壁の様子から判る
水流によって壁が壊された家
水流によって壁が壊された家

2006年10月18日(水)〜19日(木)の日程でバンケ郡のファッテプールとバンカッティ地区で行った救援活動のモニタリングと現在の状況確認を目的として現地に赴きました。

今回支援を行った地域はタルーやマデシ(もともとインドが出自の人々、ネパール語を解さない人々も多い)などいわゆるマイノリティが多く、農作業や荷車引きなど日雇いの仕事で生計を立てている人がほとんどです。

支援物資を受け取った人からは仕事に出ないでも家の修理に専念することができ、高利貸しから金を借りないで済んだ(ファテプール村・男性)という声があった一方、ビニールシートより耐久性のあるトタン板の方が良かった、敷布団が欲しかったという(同・男性)発言もありました。

被災時に何が一番大変だったかという質問に対しては、かまどが壊れた状況でも食事を準備しなくてはいけなかったこと(ボンカティ村・女性)、夫が洪水後に体調を崩したため今も収入がないこと(ボンカティ村・女性)などが挙げられています。

今回救援活動の計画を立てる際、議論に一番時間をかけたのは、限られた支援をいかに必要としている人のもとに届けるかという点でした。そのためは救援の規模と内容、世帯の選定基準などを地域の人に明確に伝え、CSDRの活動について理解をしてもらうことが大切です。

そこに至る時間はかかったものの、共通認識が形成できた後は驚くほどスムーズに事が運んだ事実に力付けられたというCSDRからのコメントが印象に残っています。

今回活動を行った地域は洪水の常襲地であるものの、日頃の備えがほとんどなされていませんでした。そのような状況で、土地や蓄えを持たず日々の稼ぎに頼っている人々の生活がいかに災害に弱いか、を改めて実感しています。

文・写真(カトマンズ事務所長:藤崎文子


現地NGOを通じて救援活動を実施しました。

【2006年10月12日】

救援物資
提供:CSDR
救援物資配布の様子
提供:CSDR
救援物資を受け取る人々
提供:CSDR

シャプラニールはネパールの西部を襲った洪水の被災者に対して、地元NGOのCSDRを通じて以下の救援活動を実施しました。

  1. 食糧および生活用品配布
    9月22日(金)、23日(土)の2日間で、ファティプール地区66世帯、ボンカティ地区36世帯の計102世帯(618人)へ食料および生活用品の配布を実施しました。

  2. 医薬品の配布
    地域保健担当官よりビタミンカプセル、経口補水塩などの提供を受け、地域保健担当官が推奨している感染症関係の薬も購入し、9月20日(木)〜29日(金)日程で配布を実施しました。

  3. 住民の診察
    ファティプール・ボンカティの2つの地区でクリニックを開設し、約600人を診察しました。そのうち約80%が体調を崩しており、多い症状は熱、胸の痛み、下痢他消化器系疾患、結膜炎でした。

  4. 妊娠中および授乳中の女性への栄養補助
    妊娠中および授乳中の女性の診察とこれまでに少なくとも20人(食糧配布を受けた世帯の家人)に対して栄養補助食を配布しました。


現地NGOを通じた救援活動の内容を決定しました。

【2006年9月15日】

100世帯を対象に救援物資を配給

被災した人々
提供:RRN
洪水の様子
提供:CSRC

シャプラニールはネパールの西部を襲った洪水の被災者に対して、地元NGOのCSDRをパートナーにバンケ郡のファッテプールとバンカッティ地区の住民100世帯を対象に、テントや生活必需品、食料を中心とした救援物資の配給を行うことを決定しました。

救援物資の内容

  • 豆類
  • 砂糖
  • 毛布
  • テント
  • バケツ
  • 水質浄化剤
  • 石鹸類
  • 経口補水塩
  • 医薬品類
  • 妊娠中および授乳中の女性を対象とした補助栄養食

救援活動のモニタリングはシャプラニールカトマンズ事務所が行います。

CSDR
CSDRはネパールにて元カマイヤの土地獲得支援活動を行う現地NGO。シャプラニールはネパールでCSRCをパートナーに元カマイヤの土地獲得支援活動を行っており、CSDRはCSRCの地域パートナーです。
 

 

現地NGOを通じた救援活動の実施を決定しました。

ネパール洪水のの被災者
提供:CSRC
被災した子ども
提供:CSRC
【2006年9月8日】

約7万人の人々が被災

ネパールでは数週間にわたる激しい豪雨によって、西部平野地域で洪水や地すべりなどの災害が発生し、バンケ・バルディア・カイラリ・ナワルパラシなどの各郡で約7万人の人々が被災したといわれています。

各地でNGO、国際NGOなどがネパール赤十字社のコーディネーションのもと、被害状況の把握に努めていますが、ほとんどの地域で救援物資が不足しており、肺炎や下痢、眼病など感染症の発生が報告されています。

ネパールでは40年に一度の洪水といわれているほか、被害の出ている河川流域は、一般的にダリットやスクバシー、マデシ(インドからの移住者)など、貧しい人が集中して住む場所であると考えられています。

9月に入って雨はかなり少なくなったものの、まとまった雨が断続的に続いており、予断は許さない状況です。このような状況に対して、シャプラニールは救援活動を現地パートナーNGOを通じて行うことを決定し、現在活動内容を検討しています。

 

緊急救援活動原則
  1. 基本的姿勢
    「市民による海外協力の会」としてのシャプラニールは、緊急救援を含めたあらゆる種類の海外協力活動を行うことがありうる。定款では、以下のようになっている。
    第4条 この会は、前条の目的を達成するために、次の各号に掲げる特定非営利活動を行う。
    (1)国際協力の活動
    (2)災害救援活動
    〈以下省略〉
    第5条 この会は、第3条の目的を達成するため、特定非営利活動に係る事業として、次の各号に掲げる事業を行う。
    (1)生活向上の機会を著しく奪われている人々の問題解決への協力事業
    (4)災害その他の緊急事態に対する救援、復興協力および防災事業
     つまり、いわゆる開発協力事業を中心とするが、これまでも何度か行ってきたような緊急救援は、シャプラニール活動の重要な柱である。また人為的な災害が生じる社会的構造を意識した活動を、普段から行う。
    なお緊急救援活動の際、長期的な復興および開発、あるいは災害予防や平和構築を視野に入れる。

  2. 対象地域
    南アジア地域においては、実施について積極的な検討を行う。その他の地域においては、他団体に協力する可能性を排除しない。

  3. 対象とする災害と被害の様態
    洪水やサイクロン、地震などに代表される自然災害だけでなく、戦争や武力紛争、コミュナル紛争などの人工災害をも対象とする。そういった災害の規模が大きく、多くの支援が望まれる場合を対象とする。特に貧しい人々、差別を受けている人々が多数、被災しており、かつ救援の手が十分差し伸べられていないケースに着目する。

  4. 活動スタイル
    以下を原則とする。駐在員と多くの現地スタッフがいるバングラデシュでは、現地事務所を軸に救援活動を行う。ネパールでは現地NGOを通じるが、パートナー団体がこれを行う場合には、そこへの協力を優先する。他の地域では、現地で活動するNGOを通じた協力を行う。但し、新たな地域での継続的活動を戦略的視野に入れる場合には、直接的な活動を行うこともある。

  5. 活動の内容
    これまでシャプラニールが蓄積してきた経験を生かすことを念頭におき、災害の様態と緊急救援の状況を見ながら適宜適当な内容の活動を行う。

  6. 意思決定のあり方
    事態のレベル
    事態の概要
    決定者
    活動予算
    A
    プロジェクト地域周辺の軽微な災害、あるいは大規模災害で緊急対応が必要と判断される初期段階 現地所長&事務局長にて決定。理事会には報告のみ。 50万円以下
    B
    南アジアで比較的大規模かつ重大な災害で緊急対応が必要と判断される場合 事務局長と代表理事にて決定。直近の理事会で事後了承。Aに続く場合も。 300万円以下
    C
    他地域で大規模かつ重大な災害で対応が必要と判断される場合。あるいは上記のAもしくはBの事態の発展として、大規模な活動を必要とする場合 理事会(持ち回りを含む) とくに定めない
 
 
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