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バングラデシュ大洪水
 
バングラデシュ洪水最新ニュース

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◆ニュース(8月10日)

バングラデシュ洪水緊急救援に関する記者会見報告

バングラデシュ洪水に関する記者会見の様子8月6日午後6時より早稲田にて、バングラデシュの洪水の状況とシャプラニールが行う救援活動の概要について記者会見を行った。報告者は、前日にダッカより帰国したばかりのシャプラニールダッカ事務所長の白幡利雄。ビデオを交えて、被災地の実際の状況と村人の様子を伝えた。報告内容は以下の通りである。


■ 現況


8月4日現在の被害状況は以下の通り。

  • 被害を受けた県 39県 (全64県中)
  • 被災世帯 685万世帯
  • 被災者数 3.300万人 (全人口1億3千万人)
  • 洪水による死亡者※ 628人
  • 洪水により壊れた家(全壊) 86万戸
  • 同(半壊) 316万戸
※ 電線の切断による感電死、逃げ場を失ったヘビにかまれて死亡等を含む
(すべて国連人道問題調整事務所United Nations Office for the Coordination of Humanitarian Affairs, OCHA の8月4日付UNOCHAレポートNo.7より)

水は順調に引いており、今後深刻な増水は今のところ予測されていない。
ダッカ市内もほとんど水が引いており、救援活動は予定していない。


■ 今回の洪水とNGOによる救援活動の特色

  • バングラデシュでは、雨期の中盤以降である7月下旬から9月にかけて常に増水の危険にさらされているが、今回はその水位のピークが通常より2週間程早く、しかも一気に起きたため、洪水に対する準備ができていなかったのが被害を大きくした。それにより、稲の苗床や植え付け済みの野菜などに甚大な被害が生じた。被害の地域差が激しく、メグナ水系では史上最大規模と思われる。

  • 主要NGO組織の政治的問題により、NGOのネットワーク組織であるADABが救援活動の全国的なコーディネーション機能を果たさなかった。

  • 98年の洪水時に比べると、人々の経済状況が差異はありながらも改善し、また、水の引きが比較的早かったため、村人が食料調達などのアクセスから孤立する状態は少なく、シャプラニールとしては、より必要なのは食糧よりも医薬品や復興への取り組みと考えている。


■ 今後懸念されることとシャプラニールの対応

  • 水が引いて、土がどろどろの状態になると、衛生状況が悪化する。大腸炎、赤痢などの下痢性疾患や皮膚病、眼病、外耳炎など感染症の危険が高まるため、巡回医療チームを派遣する。抗生物質の投与期間を考慮し、5日ごとに同地域を再診できるように組んでいる。

  • 特に下痢疾患が多く、経口補水塩(ORS)の配布が資金的にも占める割合が高くなると思われる。

  • 住民の栄養補完とともに収穫物の販売で若干の現金収入が見込まれるため、野菜の種子の配布を行う。種子が全滅で、一刻も早い種子の配布が望ましい地域がある一方で、野菜の種子を保存できている地域もあり、本当に必要なものを良く見極めることが活動の重要なポイントとなっている。

  • 牛のワクチン供与は元来政府サービスの一環だったが、機能していない。村人の一番の財産を疫病などで失わせないためのワクチン供与を急ぐ。

  • 井戸自体は比較的整備されている地域のため、飲料水の供給や浄水剤の配布より、井戸の分解洗浄により通常の生活に戻るための活動を行う。

  • ノルシンディ県のプロジェクト活動地内で、最も支援を必要としている人に対する限定的な食糧配布を行ったが、長年のシャプラニールとの活動が根付いていることもあり、村人も協力的で、選定の過程で特に混乱はなかった。

「復興に向けての息の長い活動になると思うので、今後とも日本のみなさんとの情報の共有に努め、バングラデシュの状況に注意を払っていって欲しい。」との白幡のコメントで会見は終了した。


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◆募金の送り先
郵便振替口座:00140-1-133937  口座名:シャプラニール緊急救援

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