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田中駐在員(バングラデシュ)

2010年02月14日

南アジアゲーム

いまや巷の話題はバンクーバー冬季五輪。そこへ私は「南アジアゲーム」。しかもネタがちと古い。とほほ...でも書くことにします。

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1/29~2/9の期間、バングラデシュが南アジアゲームをホストすることがいつの間にか決まっていて(というか、私が知らなかっただけだと思いますが)突如、街のあちこちにバングラデシュの国鳥ドエル君がさまざまな競技のプレイヤーに扮してイベントを宣伝する写真のような看板が立ちました。

わが家にほど近いダンモンディの競技場でもバスケットボールのゲームがあると聞き、先々週金曜日に見物に行くことに。昼間、買い物帰りに今日の試合予定を確認しに体育館へ行き「今日はバスケットの試合ある?」「ありますよ。今日の予定は午後5時~7時。バングラデシュvsネパールが争う三位決定戦と、インドvsアフガニスタンの決勝戦です」決勝戦!「で、チケットはどうすればいいの?」「要りません。夕方、そこの外階段から上の観客席にあがってください」...

チケット不要って...でも、それなら早めに行って席をとらなきゃダメかな、5時開始なら4時頃行けばいいかしら、でも待てよ、バングラデシュのことだから「5時開始」っていっても実際は5時なんかに始まらないのかも、だったら5時くらいに入場すればちょうどいいくらいか...など散々迷ったあげく、観戦中のおやつをいろいろ用意して(チビが途中であきてしまった場合の対策用)散歩がてら4時前に家を出、4時半目指して会場に到着。

と、やってる、やってる!体育館の中ではバングラ、ネパール両チームがすでにアップ中。「ゴルカ兵を投入したんちゃう?」と夫が揶揄したネパール・チームの面々は中背でがっしり型の人が多いのに対し、一方のバングラ・チームは「どこにこんなのがおるんじゃ!」とツッコミを入れたくなるようなひょろり長身型が主流(標準的なベンガル人はさほど背が高くありません。)

試合が始まってみると、バングラ・チームはチャンスを作っている時間が多いわりに肝心のシュートが決まらない。しかし、ガッツのあるネパール・チームにファウルが多発し、スローインでバングラ・チームが徐々にリード。

しかし...たいした席数でもないのに観客席にはいまだ空席がちらほら。腐っても南アジアゲーム。しかも自国の三位決定戦なのに、しかも観戦チケット不要なのに!?...やはりバスケはバングラではマイナー・スポーツなのだった。クリケットやサッカーならこんなことはないでしょう。

さて、ネパール・チームにはゼッケン4番の素晴らしいシューターがいて、狙ったシュートは必ずキメる。高得点が狙えるエリア外からのシュートも確実に入る。他のメンバーにとっても彼が精神的な支えになっているらしい...ということがわかってきて、彼の追い上げでネパール・チームにもチャンスが?と思われた後半、なんとファウルが5回になり彼が退場。

10点差が開いてはもう追い上げも不可能となった第4クォーター後半。結局、75-62でバングラデシュが銅メダルを手にしました。

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さて、次はいよいよインドvsアフガニスタンの決勝戦。この頃にはさすがに客席も埋まってきて、会場内は異様な熱気。対する両チームもアップの段階からシュートはバンバン、ダンクはダンダン、もう三位決定戦の2チームとはそもそもレベルが違う雰囲気。

前職でアフガニスタン事業を担当していたことのある私はひそかにアフガニスタンびいき。(よし、次はアフガニスタン・チームを応援しちゃおう)と思っている私の耳に響いてきたのは「アフガニスターン!」の声援。気づくとあちこちに黒・赤・緑のアフガニスタン国旗もひるがえっている。場内はまるで「お前らみんなアフガニスタン人かよ!」と問いかけたくなるようなアフガニスタン・サポーターのるつぼと化しているのだった。まぁ、いろいろ確執のある隣国インドよりも、戦火から立ち上がってがんばってるアフガニスタンに一票!ということなんでしょうか。はたまたムスリム同盟か。

ともかく。これはさすがに見ごたえのある試合でした。敵のカバーがあってはアップ時ほどダンクは決まらないものの、とにかく球まわしが速い。両チーム一進一退、さてどうなる...?というところで思わぬ横ヤリが。まず飽きてしまったチビが「おウチかえる」、それをなだめていると腹をすかした夫が「オレももうダメだ」。というわけでわが家はタイムアップ(泣 

第2クォーターが終わるタイミングで会場を出、(残りは家でテレビ観戦!)と決意して帰宅、そそくさと夕飯をすませてケーブルTVのチャンネルを回すも...ない、ない、どこでもやってない。だって、南アジアゲームだよ!?決勝戦だよ!?...結局、バスケはバングラではマイナー・スポーツなのだった。がっくり。

翌日の新聞で、65-64の接戦でアフガニスタンが金メダルを手にしたことを知りました。見届けたかった、決勝戦(泣

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それにしても。南アジアの8カ国(私は南アジア、というと「6カ国」と思っていました。アフガニスタンが加わったのはあるとして、あとひとつどこが抜けていたんだろう?ブータン?モルディブ?)がひとつに集まってスポーツを競うというのは何かいいもんだな、と思いました。バングラデシュがその大会をホストできるまでに成長したんだというのも感無量。

街角にたった各国首脳の顔入り看板をみて(南アジアには女性のリーダーが多いと思っていたけど、現在はバングラデシュのハシナ首相だけなんだな)とも。

そしてもうひとつ。「南アジアゲーム」というのは、どこの国で開催されても互いがさほど食べものに苦労しなさそうでいいな、と思いました。各国選手のみなさん、バングラデシュの食事は口にあいましたか?

 

南アジアゲーム公式ホームページ:http://www.11sagdhaka2010.com.bd/


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プロファイル

田中駐在員田中優子
(たなかゆうこ)
茅ヶ崎生まれの茅ヶ崎育ち。バングラデシュとの縁は1991年に協力隊で派遣されて以来です。一年の3/4が夏!というこの地にいて恋しくなるのは海…ダッカには手近に出かけられる浜辺がありません(泣。)文化的に肌の露出が許されないのもキビシいところ(泣泣。)でも楽しいこと、嬉しいこともたくさん。ブログでご紹介していきますね!
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