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田中駐在員のブログ(バングラデシュ)

2010年02月28日

野菜の値段

私が仕事をするようになってから夕飯は夫が作ってくれています(お昼はお手伝いさんが...日本の主婦のみなさん、ゴメンナサイ。私は職場でコックのハワおばちゃんhttp://www.shaplaneer.org/about/staff.html#staffBが作ってくれる賄いをスタッフのみんなと一緒に食べるのですが、これがおいしいのなんのって...また今度ブログでご紹介しますね!)

今夜はトマト・ソースのスパゲティが食べたいなぁ...といったらさっそく夫がトマトを買ってきてくれたのですが、なんと「1キロ16タカ(約20円)だった」。ひとやま、じゃないですよ。1キロ!私は知らなかったのですが、バングラデシュのトマトは今が旬なのだそうです。「だってトマトって夏野菜じゃないの?」「うん、日本では。でもバングラの夏は暑すぎる」なるほど。「それに、トマトはカビに弱いから」なるほど。バングラの夏は湿度が高すぎるというわけです。

beggie.jpgちょっと前になりますが、こちらは1月に野菜を買ったときのもの。トマトとダイコンが1キロずつ、ニンジンとキュウリを半キロずつ、ホウレンソウ一把、ドニャパタ(香草)一把、キャベツの大きいのを一個、それに青唐辛子ひとつかみで、しめて88タカ(約110円)。このときはトマトがキロ32タカくらいで、ダイコンは半キロ買おうとしたら「安いから1キロ持って行きなよ。16タカ」と言われたのを覚えています。野菜が旬の冬とはいえ(安いよなぁ)と思ったものです。

このときは前日の昼に例のハワおばちゃんがヤギのカレーにあわせて作ってくれたサラダが感動的に美味しかったので、家で再現しようと野菜を仕入れたもの。トマト、キュウリ、それにニンジンを少し、ぜんぶ太めのマッチ棒くらいのサイズに切り、タマネギは薄くスライスして塩で和えるだけ。「ほかに何にも入れてないの?レモンとかは?」「何も入れてませんよ。塩して手で和えるだけです」むしろトマトの入った野菜の塩もみといった風情でしょうか。あ、青唐辛子の輪切りは入れます。野菜そのものの味が濃いからでしょうか、塩加減の妙でしょうか、いくらでも食べられるうまさです。

さて今夜のスパゲティ。夫のトマト・ソースはNHK「ためしてガッテン」流http://cgi2.nhk.or.jp/gatten/archive/program.cgi?p_id=P20070530トマトジュースを煮詰めるだけ、ニンニクもタマネギも入れないトマト100%です。なかでも今日のは格別、旬のトマトの味がギュッと濃縮されたまさに絶品でした。ごちそうさま♪

2010年02月24日

春の嵐

今週、東京から事務局長と海外活動グループのお二人が来てバングラデシュ事業の来年度の計画や予算について話し合っているのですが、今日の会議も終盤の5時頃、ふと目をやった窓の外の空の色がヘンだなぁ...と思っていたら、ほどなくバタンバタンと窓を鳴らして風が吹き始め、あっという間にバラバラと雹(ひょう)が落ちてきました。

ああ、忘れてた。この時期、こんなことがあるのです。

雹からかわった雨もしばらく降り続き、あたりの空気はすっかり清々しくなりました。11月頃からの乾季の間に街路樹や建物に降り積もっていた塵や埃もこれですっかりキレイに洗い流されたことでしょう。

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今月13日にファルグン(ベンガル暦で春の第一月)を迎えた前後から空気はどんどんぬるくなっています。ファルグン前日の12日に南西部のクルナ出張から帰る車中では、道の両脇で明るい日射しのなか早苗を植えるのを眺めながら、思わず「茶摘み唄(夏も近づく八十八夜...)」が口をついて出るのでした。

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mango-bloom.jpg街角のあちこちではマンゴーが花盛り。写真はクルナ出張中に撮ったもの。手前のヤシの木がちょっと邪魔ですが、まぁそれも南国らしさを醸し出していいかと(?)

このマンゴーの花というのは、いかにも木の花らしくキンモクセイくらいの地味な白〜黄緑の小さな無数の花を穂状に咲かせますが、このうちいったいどれだけが受粉するのか、しばらくすると小さな空豆のような青い実をたくさんつけますが、その多くはまだ小さいうちに風や雨でどんどん落ちてしまいます。

残って石ころくらいの大きさになったものも、今度は子どもたちが格好のおやつとして狙っており(堅くてすっぱいのに塩をつけてかじるのが子どもだけでなく大人もお気に入り)いよいよ甘い果実になるまで樹上に残れるのは咲かせた花全体のうちどれほどなのでしょうか。それでも、ひとつひとつがずっしりと重く瑞々しいその実は枝々をたわませるにはじゅうぶん。まさに南国の大地の豊かさを見る思いです。

花盛りのマンゴーの梢を見やりながら、あの香り高く甘い果実を堪能する6月に早くも思いを馳せています。

あ、でも今夕の嵐でマンゴーの花もだいぶ落ちてしまったかな?

2010年02月14日

南アジアゲーム

いまや巷の話題はバンクーバー冬季五輪。そこへ私は「南アジアゲーム」。しかもネタがちと古い。とほほ...でも書くことにします。

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Logo_SA-Game.jpg Dwell_SA-Game.jpgのサムネール画像のサムネール画像

1/29~2/9の期間、バングラデシュが南アジアゲームをホストすることがいつの間にか決まっていて(というか、私が知らなかっただけだと思いますが)突如、街のあちこちにバングラデシュの国鳥ドエル君がさまざまな競技のプレイヤーに扮してイベントを宣伝する写真のような看板が立ちました。

わが家にほど近いダンモンディの競技場でもバスケットボールのゲームがあると聞き、先々週金曜日に見物に行くことに。昼間、買い物帰りに今日の試合予定を確認しに体育館へ行き「今日はバスケットの試合ある?」「ありますよ。今日の予定は午後5時~7時。バングラデシュvsネパールが争う三位決定戦と、インドvsアフガニスタンの決勝戦です」決勝戦!「で、チケットはどうすればいいの?」「要りません。夕方、そこの外階段から上の観客席にあがってください」...

チケット不要って...でも、それなら早めに行って席をとらなきゃダメかな、5時開始なら4時頃行けばいいかしら、でも待てよ、バングラデシュのことだから「5時開始」っていっても実際は5時なんかに始まらないのかも、だったら5時くらいに入場すればちょうどいいくらいか...など散々迷ったあげく、観戦中のおやつをいろいろ用意して(チビが途中であきてしまった場合の対策用)散歩がてら4時前に家を出、4時半目指して会場に到着。

と、やってる、やってる!体育館の中ではバングラ、ネパール両チームがすでにアップ中。「ゴルカ兵を投入したんちゃう?」と夫が揶揄したネパール・チームの面々は中背でがっしり型の人が多いのに対し、一方のバングラ・チームは「どこにこんなのがおるんじゃ!」とツッコミを入れたくなるようなひょろり長身型が主流(標準的なベンガル人はさほど背が高くありません。)

試合が始まってみると、バングラ・チームはチャンスを作っている時間が多いわりに肝心のシュートが決まらない。しかし、ガッツのあるネパール・チームにファウルが多発し、スローインでバングラ・チームが徐々にリード。

しかし...たいした席数でもないのに観客席にはいまだ空席がちらほら。腐っても南アジアゲーム。しかも自国の三位決定戦なのに、しかも観戦チケット不要なのに!?...やはりバスケはバングラではマイナー・スポーツなのだった。クリケットやサッカーならこんなことはないでしょう。

さて、ネパール・チームにはゼッケン4番の素晴らしいシューターがいて、狙ったシュートは必ずキメる。高得点が狙えるエリア外からのシュートも確実に入る。他のメンバーにとっても彼が精神的な支えになっているらしい...ということがわかってきて、彼の追い上げでネパール・チームにもチャンスが?と思われた後半、なんとファウルが5回になり彼が退場。

10点差が開いてはもう追い上げも不可能となった第4クォーター後半。結局、75-62でバングラデシュが銅メダルを手にしました。

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さて、次はいよいよインドvsアフガニスタンの決勝戦。この頃にはさすがに客席も埋まってきて、会場内は異様な熱気。対する両チームもアップの段階からシュートはバンバン、ダンクはダンダン、もう三位決定戦の2チームとはそもそもレベルが違う雰囲気。

前職でアフガニスタン事業を担当していたことのある私はひそかにアフガニスタンびいき。(よし、次はアフガニスタン・チームを応援しちゃおう)と思っている私の耳に響いてきたのは「アフガニスターン!」の声援。気づくとあちこちに黒・赤・緑のアフガニスタン国旗もひるがえっている。場内はまるで「お前らみんなアフガニスタン人かよ!」と問いかけたくなるようなアフガニスタン・サポーターのるつぼと化しているのだった。まぁ、いろいろ確執のある隣国インドよりも、戦火から立ち上がってがんばってるアフガニスタンに一票!ということなんでしょうか。はたまたムスリム同盟か。

ともかく。これはさすがに見ごたえのある試合でした。敵のカバーがあってはアップ時ほどダンクは決まらないものの、とにかく球まわしが速い。両チーム一進一退、さてどうなる...?というところで思わぬ横ヤリが。まず飽きてしまったチビが「おウチかえる」、それをなだめていると腹をすかした夫が「オレももうダメだ」。というわけでわが家はタイムアップ(泣 

第2クォーターが終わるタイミングで会場を出、(残りは家でテレビ観戦!)と決意して帰宅、そそくさと夕飯をすませてケーブルTVのチャンネルを回すも...ない、ない、どこでもやってない。だって、南アジアゲームだよ!?決勝戦だよ!?...結局、バスケはバングラではマイナー・スポーツなのだった。がっくり。

翌日の新聞で、65-64の接戦でアフガニスタンが金メダルを手にしたことを知りました。見届けたかった、決勝戦(泣

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それにしても。南アジアの8カ国(私は南アジア、というと「6カ国」と思っていました。アフガニスタンが加わったのはあるとして、あとひとつどこが抜けていたんだろう?ブータン?モルディブ?)がひとつに集まってスポーツを競うというのは何かいいもんだな、と思いました。バングラデシュがその大会をホストできるまでに成長したんだというのも感無量。

街角にたった各国首脳の顔入り看板をみて(南アジアには女性のリーダーが多いと思っていたけど、現在はバングラデシュのハシナ首相だけなんだな)とも。

そしてもうひとつ。「南アジアゲーム」というのは、どこの国で開催されても互いがさほど食べものに苦労しなさそうでいいな、と思いました。各国選手のみなさん、バングラデシュの食事は口にあいましたか?

 

南アジアゲーム公式ホームページ:http://www.11sagdhaka2010.com.bd/


2010年01月07日

寒いです

もう、寒いのなんのって。バングラデシュは中央アジアになってしまったのかと思うほどです(おおげさな!)

いや、室内は24度はあるんですが、朝の戸外は息が白くなる程度には寒いです。日本から見えたお客様もびっくりされるほどの寒さ。長い夏を耐えて身体中の毛穴が開ききっている身にはツライ。ましてこの地で生まれ育った人々には。

今年の寒波はことにこたえるらしく、すでに全土で26人が命を失ったことが伝えられています。それこそ「そんなおおげさな!」と思われるかもしれませんが、バングラデシュでは長い夏を耐えるために家屋も服装も暑気使用なのです。家の中は日が入らず、村の家は壁がすーすー、床は冷たく、冷え込む夜にかける布団がじゅうぶんになければ体調を崩すのは必至です。着るものも薄地が主体で、冬用の厚地の服や、薄地でも十分な数の衣装を持っていない人ならとても心細い思いをするはずです。さらにこんな寒空にお腹が満たされないとしたら...

かくいう私も風邪をひきました。喉からきた痛みが鼻にうつり、今日は朝からくしゃみ続き。早めに帰って休むことにします。こんなとき、帰る家があるのはつくづくありがたいことです。

2009年12月30日

ついに、『デジタルタイム』の終焉

本年6月から導入されてきたDaylight Saving Time(DST:通称「デジタルタイム」=いわゆる夏時間)ですが、12月25日の新聞でアナウンスがあり、来る12月31日深夜をもって元に戻す(=一時間繰り下げる)ことになったそうです。日本との時差は再びマイナス3時間になります。

冬至を過ぎて朝はだいぶ明るくなってきましたが、少し前までは7時に起きだすとまだ真っ暗で(そりゃそうだ、6時だもんな)と思ったものです。このタイミングで時間を元に戻すというのも、いかにも機を失した感はありますが、これも3月末までの措置で、以降は4~9月を夏時間、10~3月を冬時間で回すとのこと。

1月1日はちょうど金曜日(イスラム教国のバングラデシュでは金・土が週末です)なのであまり混乱はないと思いますが、さて3日の日曜日、みな間違えないで出勤できるかな?(ちなみにこちらは西洋暦の年末年始は普通に仕事です。日本のみなさま、良いお年を!)

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最近のダッカの話題といえば、先のコルバニ・イード明けに施行された新しい道路交通法もあります。

いわく、路上駐車は厳しく取り締まり、罰金一発1,000タカ!普通のドライバーは月給5,000~1万タカくらいですから、これは痛い。

また、信号は交通警察の手旗ではなく電気信号が絶対優先、以後街頭に立つ交通警官はこれまでのように手旗信号を出すためではなく、通行車輌が電気信号を守っているかどうかの取り締まりをするのだそうです。

プライベートで走行中だったわが家の運転手、さっそく赤信号で進んで取り締まられ「本施行前夜の7日だったから罰金だけですんでよかった、翌日の8日だったら罰金+一発免停のところでした」...ばかもの!

昨今のダッカは車輌台数がうなぎ上りで(一般の物価が日本の1/5~1/10という中で、自動車は関税200%以上ですから日本で買うよりずっと高い。ガソリン代も日本とあまり変わりませんから、お金を持っている人が増えたんだなと思います)交通渋滞は、それはもうヒドい有様だったのですが、厳しい取締りと罰金の高価はてきめんらしく、この道路交通法が導入されてから、道路事情は見ちがえるように「マシ」になった気がします。

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さて、前回のブログ記事に間違いがありました。

わが子に手をかけようとしたアブラハムに、神さまが代わりに用意してくれたのは牛ではなく「雄羊」。記事を書いたあと(何かちがうな?)という気がしてならず、原典にあたって間違いに気づきました。ここバングラデシュでは、それほど牛の犠牲がポピュラーで...と、これは言い訳。失礼しました。

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プロファイル

田中駐在員田中優子
(たなかゆうこ)
茅ヶ崎生まれの茅ヶ崎育ち。バングラデシュとの縁は1991年に協力隊で派遣されて以来です。一年の3/4が夏!というこの地にいて恋しくなるのは海…ダッカには手近に出かけられる浜辺がありません(泣。)文化的に肌の露出が許されないのもキビシいところ(泣泣。)でも楽しいこと、嬉しいこともたくさん。ブログでご紹介していきますね!
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