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2010年07月一覧

2010年07月26日

直して使う

せっかくバングラにいるのだから服装もバングラならではのものをと思い、先日当会クラフトリンク活動のパートナー団体であるPrabartna(プロボルトナ)のお店へ。するといい感じのパンジャビ(バングラデシュの男性用民族衣装)がありました。しかし肩幅はともかく袖がかなり長い。

こういう場合、日本だとあきらめることが多いと思いますが、そこはバングラデシュ。「町のテーラーに持っていったらすぐに直してくれるよ」(内山駐在員)と聞いていたのでとりあえず購入。仕事帰りに行ってみることにしました。

と、いうことで今回は町のテーラーの様子をお伝えしてみます。

訪れたのは、ダッカ事務所からほど近いところにある、「タウンホールマーケット」という市場。色んなお店が軒を連ねています。バングラデシュでは通りの同じ並びには同じ店がずらっと並んでいることが多いので、雑貨屋なら雑貨屋、本屋なら本屋、家具屋なら家具屋が何件も並ぶことになります。これはテーラーも同様。こんな感じのお店がずらっと並んでいます。
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お店選び放題です。お店を色々のぞく楽しみがある一方、色んな種類の買い物があるときは沢山のお店を回らなければならないのでちょっと大変です。

その中の一軒を勘で決め、一度大きく深呼吸。ベンガル語を勉強しているとはいえ、まだまだ若葉マークの初心者。「ちゃんと通じるかなあ。。。」とおそるおそるミシン掛けしている左手前のおっちゃんに話しかけてみました。
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「あのおー、おしごと忙しいですよね?」(私)

「何か用かい?」(おっちゃん)

「このパンジャビ直して欲しいんですけど」(私)

「どこ直すの?」(おっちゃん)

「こことここをこうしてこんな風に」(私)
このあたり、ジェスチャーなしでは絶対に通じません。

「分かった。ちょっとそこに座って待ってな」(おっちゃん)

そう言ってそれまで縫っていたカーテンらしきものをミシンから外し、縫い始めてくれました。
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ミシンは足踏みミシンがスタンダード。そういえばずいぶん昔祖母の家で見た記憶があります。
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何とか通じてホッとしました。一瞬「本当に通じたかな?実は全然違うことを考えてたりして」と不吉な予感が脳裏をよぎりましたが、ちゃんと伝わっていて一安心。お名前を聞いてみたところ、おっちゃんはアブッシャルさんとおっしゃるそう。「またおいでー」と言ってくれました。結局袖と襟元の直しをお願いして約20分。料金は50タカでした。

バングラデシュのこういうところはすごくいいですね。ベンガル語を教えてくれた先生も「布地に穴が開いた」といって直しに出し、使い続けていましたが「直して使う」ことが当たり前の社会。日本も、いや日本こそ見習うべき点かもしれません。

  •  キーワード: バングラデシュ テーラー マーケット

2010年07月05日

お昼の風景

二十歳までキムチすら食べたことのなかった私にとって、赴任直後は口に入れるものすべてが異次元の辛さ。食事の度にヒーヒー言ってました。

それでも毎日食事を作ってくれているハワアパ(「アパ」は「何々さん」、の意。女性に対して使います)は一切容赦なし。「バングラ料理は辛くなければ美味しくない!あなたもバングラに来たんだから早く慣れなさい!」という愛情あふれるお言葉。

これはもう慣れるしかないと覚悟を決め、スパルタ教育を受け続けること2ヶ月。その甲斐あってだいぶ慣れてきました。最近は辛味がないとちょっと物足りなく感じたり。ハワアパは「私のトレーニングのお陰ね」なんて言っています。はい。仰るとおりです。

と、いうことで今回は「隣の晩ご飯」ならぬ「事務所の昼ご飯」の様子をお伝えしてみます。

ダッカ事務所のお昼休みは13時から14時まで。事務所のキッチンで料理を作ってもらい、毎日スタッフ一同がテーブルを囲んでお昼ご飯を頂きます。こんな感じです。

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ご存知の方も多いと思いますが、バングラでは手で食べるのが作法。ただ左手はトイレで使うので「不浄」とされています。なので使うのは右手だけ。

さて、この日の献立はこんな感じ。

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 ご飯と野菜の炒めものとトルカリー(カレー)、ダールスープというのが基本セット。そこに画面中央のレブ(レモン)やカチャ・モリチ(生の唐辛子)がつくことが多いです。え?生の唐辛子を何に使うのか?それはもちろん、生でかじるんです。さすがにこればっかりは私もまだ真似できません。

この日の炒め物は「Lausck(ラウシャック)」と言う野菜でした。茎の部分はシャキシャキしてて山菜みたいな歯応え。

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今日のトルカリはお魚さん。「Kaski Mach(カスキ・マーチ)」と言うそうです。なんだかシラスみたいですね。ちなみに「Mach(マーチ)」はベンガル語で「魚」の意。日によってこれが鳥だったり牛だったりヤギだったりします。ヤギは高価な食材なのでほとんど出ないですが。

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そしてダールスープ。ダール豆を使って作ります。日本でいうところの味噌汁でしょうか。飲み会あとのラーメンのように、食事のシメにはなくてはならないものです。

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これがダッカ事務所での昼食風景。毎日こんな感じでお昼ごはんを頂いています。

ちなみにこの日のご飯はあまり辛くなかったです。・・・って「辛くなかった」なんて言葉がでるとは。我ながら驚き。

環境は人を変えるものなんですねえ。実感。

  •  キーワード: バングラデシュ 食事 辛い ダール
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プロファイル

菅原駐在員菅原伸忠
(すがはらのぶただ)
2008年にシャプラニールに入り、2010年5月からバングラデシュに赴任しました。
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