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開発

2011年07月20日

羊のポンプ!?

先日、ストリートチルドレンを含む子どもたちに職業訓練の機会を提供している施設を訪問した際、「こんなものも作ってるんですよ」と、自慢げに見せられたのが写真のモノ。Hydraulic Ram Pump と書いてあります。

たぶん、最初の「Hydraulic」は水力のといった意味だろうし、Pumpはポンプだよな...、でも「Ram」ってなんだ? ラム(雄羊)肉のラムのこと?? などと、考えてしまい、その場では「そうですかぁ、すごいですねぇ」などと適当にごまかしてしまった私。

後で調べてみたら、「水撃(すいげき)ポンプ」と呼ばれるもののようだということが分かりました。動力なしで揚水することができる仕組みなんだそうで。あぁ、英語は難しい...。

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  •  キーワード: 水撃ポンプ

2011年07月06日

罰としてのジョーク

ポカラで出会った女性たちから聞いた面白い話をひとつ、ご紹介します。

経済的に苦しかったり、社会的に差別される立場におかれている女性グループのメンバーから話を聞いていた時のこと。月に一度ミーティングをしているというので、「時間に遅れてきた人にはどうしてるの?」と何気なくきいてみると、こんな意外な答えが...!!

「ジョークでみんなを笑わせなければならない」

 これは面白い! これまでにバングラデシュやネパール、インドでたくさんの住民グループを訪ねてきましたが、こんな罰則を聞いたのは初めて。思わず笑ってしまいました。シャプラニールでも取り入れてみようかな。

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  •  キーワード: 女性グループ

2010年11月26日

40年の積み重ね

青年海外協力隊という名称は、多くの方が目にしたことがあると思います。ここネパールに初めてボランティア(JOCV)派遣されたのが1970年の9月。つまり、今年は40周年ということになります。ちなみにシャプラニールの現事務局長も、このJOCV経験者。NGOやJICAなど、海外協力に関係する人々の中には、かなりの率で潜んで(?)います。

昨日、その記念式典が市内のホテルであり、私も招待されたので参加してきました。公式な挨拶から始まり、現役JOCVの皆さんによるネパール語での活動紹介から夕食まで、多くの関係者が集まって旧交を温めていました。

それにしても、40年前のネパールって、どんな感じだったのでしょう? シャプラニールもあと2年で創設40周年を迎えますが、その頃のことを自分なりに想像しながら、次の道筋を考えていきたいな、などと思いを巡らしていました。

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  •  キーワード: JOCV

2010年09月20日

立派なものに限って...

村を歩いていて見かけた立派な「かんがい用水路」。某国際NGOが数年前に大規模な工事をしていったんだ、と村人が説明をしてくれました。

で、使ってるの? と聞いたところ、「使い方までは教えてくれなかったんだ。なんとかお願いできないかな」と言われてしまいました。援助欲しさに少し大げさに話を作っているのだろうとは思いますが、こうした設備をつけるだけつけ、写真をとって帰ってしまうドナーがいまだにたくさんいるのは事実。

なんとかならないものかなぁ...。

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  •  キーワード: かんがい用水路

2010年06月18日

象にもあえるよ

夏のスタディツアーの募集が始まっています。現地でご案内するのは、なんと私です(笑)。

とてもマジメなシャプラニールが呼びかけるツアーだけあって「開発」の現場を深く知り、学べるようにはなっていますが、もちろん楽しいこともたくさん用意しています。ちなみに農村の訪問先は観光地として有名なチトワン郡の中にあり、宿泊は国立公園の中のホテルを予定しています。写真は朝、出勤(?)する象を車の中から撮ったもの。開発を学べて象にもあえる、そんなツアーです!?

ぜひ、ネパールへお越し下さい! お待ちしてま~す!!

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  •  キーワード: スタディツアー 象

2010年05月26日

使われなくなった見張り台

海外協力の活動は通常、一定の期間と予算を決め、プロジェクトとして取り組まれます。なにより気をつけなければならないのは、やりっぱなしにならないこと。プロジェクト期間中はいいけど、終わったあとに何も残らないというのは、私たち現場で活動するスタッフにとって一番避けるべきことだと言ってもいいでしょう。

でも残念ながら、あとに何も残さない活動がたくさんあるのも事実です。先日も、また見かけてしまいました。これは某国際NGOが防災のために設置した見張り台です。大きな川のほとりにあり、水位の上昇をいち早く地域住民に伝える役割をもっていましたが、今はその残骸があるのみ。プロジェクトからのお金がなくなったとたん、見張る人がいなくなったのだそうな...。

何も残らないだけならまだしも、形のあるものが存在し続けているのは、よけいに後味が悪いものです。

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  •  キーワード: 見張り台 防災

2010年05月17日

メイド・イン・バングラデシュ

先日、スーパーでオレンジジュースを買おうとしていたら、見慣れたベンガル文字が目に入ってきました。よく見ると、バングラデシュで生産されたと書いてあるではありませんか。納得すると同時に、こんなところにも「メイド・イン・バングラデシュ」が入ってきているのか、とちょっと驚きました。

日本でも、ユニクロでなにげなく買った子ども用の服に「メイド・イン・バングラデシュ」のタグが普通につけられるようになっていますから、たいして驚くようなことではないのかもしれません。でも少し前までは、わざとバングラデシュ製であることを隠したり、すぐにとれるようにタグをゆるく縫いつけるということが行われていたのを考えると、感慨ぶかいものがあります。

経済成長を遂げつつあるバングラデシュと、海外からの送金に頼らざるをえないネパール。経済面での差は開いていくばかりなのでしょうか。

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  •  キーワード: 開発 バングラデシュ オレンジジュース

2010年05月14日

開発すべきは...?

ネパールの村人の家はとってもシンプル。写真は南部の平野にほど近い、丘陵地に住む人の家の様子です。木組みに土の壁と藁葺き(わらぶき)屋根という典型的な形で、これが夏に涼しくて冬は暖かいという、とっても合理的な形なんですよね。現金収入が増えていけば、素材もレンガやセメントに変わっていくのでしょうが、そうした変化が人間の生活にとって本当にいいことなのかどうか、今でも考えこんでしまうときがあります。

14年前、バングラデシュで同じようなことを先輩駐在員にもらしたら「実際に藁葺き屋根の下で大雨にうたれた経験もなしにそんな甘っちょろいことをぬかすな」と言われ、奮起して大雨の時をねらい、村人の家に泊まらせてもらったことがあります。シンプルな素材でできた家で生活する心細さや意外なほどの修繕の手間などは、確かに理解できるようになったのですが、やはり根本的な疑問としての違和感は今でも残っています。

いわゆる近代的な価値観を無理矢理おしつけるような援助が依然としてまかり通っている開発の現場で、私たちがすべきことは何なのか。まるで若くて経験も少ない学生のような悩みを、いまだにもち続けています。

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  •  キーワード: 開発
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白幡駐在員白幡利雄
(しらはたとしお)
2010年の2月からネパールに赴任しました。バングラデシュに続いて2カ国目の赴任です。
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