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2008年12月一覧

2008年12月29日

本当にそうなんだろうか

先週土曜日に無事スタディツアー一行は帰国した。小さなハプニングはあったものの、スケジュール全体を変更しなくてはいけないような事故や病気も起きず、一安心というところ。

さて、今日から週82時間という停電が始まった。週6日は一日12時間、残り1日は10時間。仕事や生活に大きな影響を与えている。電気オーブンでパンを焼いているパン屋さんは、電気が来る時間にあわせて夜中にパン生地を仕込んでいると言っていた。

停電時間の延長は通常政府関係者などが発表する。○○発電所のダムの水位が例年に比べて××センチ低いため、など背景の説明が去年まではあったのだが、インターネットや新聞を見る限りにおいて、今年はそういう話をほとんど聞かない。「電力が足りない」「電力危機的事態宣言」など、危機感を煽るような一方的な説明のみで、ほとんどだれもそれに疑問を呈していない(ように見える)

これは一体どういうことなのだろう。どんなささいな事であっても、なぜ、どうしてそうなるのかを追求することは私たちの権利であり義務であるのに放棄していないか。現在の政府に巧みに丸め込まれているような気がするのは私だけだろうか。ネパールメディアに対する襲撃などが続く状況で、ついついそんなうがった見方をしてしまう。

2008年12月19日

迷える人々

今朝、通勤で表通りを移動していると、大学(キャンパス)の前に機動隊の格好をした警官が集まっていた。学生グループの抗議活動が予定されているのかも、と嫌な予感がしたがスタッフに聞いても「知らない」というのでそのままにしていた。

11時頃、事務所前にマイクロバスが止まっていた。事務所の前の道は行き止まりなので、こんなところにマイクロバスが来ることはありえない。段差のある空き地で苦労してUターンしたマイクロバスがいなくなったと思ったら、すぐに数台のバイクが迷い込んできた。

「この先、道ないですよ~」と、事務所のガード(警備員)がみんなに教えてあげている。遠くに目をやると、なにやら黒い煙。むむむ、学生ども何かやっとるらしい。渋滞につかまった人たちが、抜け道を探して事務所の前まで来てしまったようだ。※

straying bikers.jpgのサムネール画像smoke from burning tyres.jpg

<左:迷い込んだバイク 右:遠くにはタイヤを燃やす煙が>

どこにも行く用事がなくて事務所で仕事をしているぶんには高みの見物とでもしゃれこめるが、来客があって空港まで迎えに行かなくてはいけない、なんて時に当たったら大変。足元を見てふっかけてくるタクシーと交渉し、行けるところまで行って、途中から歩きもアリ、なんて考えるのもイヤ。というか明日から到着のスタディツアー滞在中何も起きませんように。

※スタッフが後で得た情報によると、ネパール会議派系学生グループとマオイスト系学生グループが派手に衝突したためクプンドール一帯の交通が麻痺してしまったということだ。単なる迷惑。

2008年12月18日

1日10時間停電

今日から1日10時間停電が始まったというニュースを聞いた。一日当り10時間停電となるのが週に6日あり、残り1日は3時間。

先週自宅に充電式発電機(こちらではインバーターと呼ばれている)を設置したのは、タイムリーな判断だったとつくづく思う。夜になると仕事にならないので閉めてしまう店も多く、ビジネスへのダメージは大きいだろう。産業界からは「せめて停電時間をまとめてくれれば、多少なりとも効率良く仕事ができるのに」という声がある。もっともだ。

しかし10時間停電より精神的なダメージの大きかったのはこのニュース(カンティプール:電力不足解消のため火力発電計画)

不安定な生活を余儀なくされている庶民の現実を理解もせず、「1年後には停電ゼロ(首相)」「ディーゼル火力発電所を作って電力不足解消(某大臣)」などと絵空事ばかりいう政府官僚にはあきれてしまう。車を動かすためのディーゼルが入手困難なことも多い状況で、それに頼って安定した電力を確保できると考えること自体、私の理解を超えている。しかも、火力で発電した電気はコストが高く、現在(水力発電)の4~5倍するという試算らしいが、誰がそんな高い金を払って電気を使うのだろう。ネパールの現実を見てないのか何なのか…。

10時間停電よりも、こちらのニュースが与える精神的なダメージの方が大きかった。

2008年12月06日

コールド・ヨガ

うー、寒いと朝ひとりごちながら出勤するようになった。日中は日差しのあるところに出れば25度前後(体感温度はそれ以上かもしれないが)となるが、朝は10度以下にまで下がっているようだ。室内の温度は16、7度で、確実に布団から出たくない気持が日に日に強くなる。

今朝はヨガのクラスがあったので、土曜日にも関わらず出勤するより1時間早く家を出た。5月から始めたヨガではあるが、クラスは週に2回、しかも私の出張や先生の都合で2、3週間お休みということもザラ。それでも、ちょっとずつ上達しているという実感があるのが楽しく、ゆっくり気長に続けている。夏の盛りのレッスンでは汗だらだらだったのが、最近は寒いせいで体が温まるまでに時間がかかるようになったが部屋に満ちた冷んやりとした空気に、中学の頃にやっていた剣道(2年生の途中で挫折…)の朝稽古を想い出し懐かしい気持ちになった。

こんな寒いカトマンズ、今週半ばからは週45時間の停電が始まった。入手した時刻表によると、夕方から夜にかけてのゴールデンタイムの停電が週に5日もある。確か昨シーズンでも最高48時間(2008年の2月頃)だったように記憶しているので、12月初めでこの停電時間というのはタダ事ではない。一時期噂されていた一日10~12時間停電という話も現実を帯びてきたようだ。

といっても、便利な日本に住んでいる方には想像も出来ないだろうが、そのお手伝いをするために例をあげてみよう。

テレビや室内の電灯はつかない。電子レンジも、オーブントースターも、ドライヤーも、洗濯機も、掃除機も当然使えないのである。冷蔵庫は室温を上げないよう開け閉めを最小限にすることで対応するとしても、ワイヤレスの電話機も加湿器も乾燥機もナシ。(以上家電関連)コンピューターも、プリンターも、コピー機も、電話の交換機も使えない(以上事務所関係)。街灯も消えるので、家の周辺の道路も真っ暗になり治安にも不安が出てくることになる。

うへ、と思われ方は普通だと思う。イルミネーションやらで街を飾って欲しいとは思わないが、生活に必要な電灯1つだけでもつけられるようにならないかと切に願う。夕食を作っても、視覚的に確認ができないので満足においしいものが出来たためしがない。そのお陰で野菜も肉も豆も一緒に煮込んでスープ!という料理が最近増えてしまった。

ロウソクで暖を取る生活に限界を感じてきたので、精神状態を健全に保つためにも早急に対応策を取ろうと思っている。(ヨガのクラスを増やすとか、お酒を飲んで体を温めるなどではありません、念のため)ということで、次回報告をお楽しみに。

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プロファイル

藤崎駐在員藤﨑文子
(ふじさきゆきこ)
ネパールに2006年2月から赴任しました。よろしくお願いします。

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