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家政婦の現状

電車がはいってくると一斉の乗り込む。
電車がくると一斉の乗り込む。乗り込む途中で電車は動き出し、ケガをする例も少なくない

ダクリア駅で待っている家政婦たち。ここはお互いの情報交換の場でもある
ダクリア駅で待っている家政婦たち。ここはお互いの情報交換の場でもある

多くの人が夜明けまえに家をでて、近くの駅まで歩き、さらに満員電車に2時間ほど乗ってくるコルカタまで毎日通っている(リキシャ代も節約し、長い人で片道1時間半歩いているという女性もいる)。

1年中まったく休暇もなく、雇われ先でのいやがらせや急な解雇もあるという。しかし、一旦仕事を失ってしまうと新たな仕事先を探すのがとても大変なので、続けざるを得ない。

電車には、女性専用車があるがいつも混んでおり、電車の中や駅にはトイレもなく、体を休ませる場所もない(男性用トイレはある)。

雨期や暑い時期であっても、勤務先でシャワーをあびたり休んだりするようなこともできず、駅にもそのような場所はない。

このような状況に対して、シャプラニールは、現地NGOのポリチティと女性たちが休んだりすることができるドロップイン・センターの設置を予定している。

事例:ションダさん(38歳くらい)

ションダさん
ションダさん

仕事が終わってダクリア駅にやってきたションダさん
仕事が終わってダクリア駅にやってきたションダさん

電車に乗り込むションダさん
電車に乗り込むションダさん
ションダさんに話を聞いていると近所の家政婦仲間も集まってきた
ションダさんに話を聞いていると近所の家政婦仲間も集まってきた
ションダさんの夫と家の前で
ションダさんの夫と家の前で

コルカタから車で2時間ほどのジョイノゴルという村に夫と2人で住んでいる。3人の娘はすでに結婚して遠くに住んでいる。

8年前、ジョイノゴルの土地を購入し、大家への支払いも済んでこの土地と家は自分のものになった(名義は2人のもの)。これが一番嬉しいことだと言う。

ションダさんは家政婦の仕事をはじめて20年になる。13歳で結婚したションダさんだが、早婚はよくないと思うが、3人の娘も14〜15才で結婚させた。

2人とも働いていたため昼間子どもたちをみることができず心配であり、だれも面倒をみてくれる人がいないので仕方がなかった。

【ションダさんの1日】

  • 4:00:起床
  • 5:00:家を出る(朝ごはんを食べる時間はない)
    家から最寄りの駅まで1時間ほど歩いていき、そこから1時間半電車に乗る。
  • 7:30:ダクリア駅到着
  • 7:45:1件目での仕事
  • 11:00:2件目での仕事
  • 13:30:ダクリア駅から電車に乗って家に帰る
  • 15:00:家に到着し、家事をする

この生活が、1年中まったく休みもなく続く。熱があったり体調が悪くても休むことができない。

家政婦の仕事を20年間やっているが、その間うれしい出来事などはありましたか?という質問に、苦労の連続でいい思い出なんてない、と言う。

最初はガスの使い方もわからずそのような基本から教えてもらった。最初は月給7ルピーだったが、少しずつ料理などを覚えることで給料もあがってきた。現在2カ所で働き、月に900ルピーをもらっているが、生活は楽ではない。将来は、もう少し土地を買って、ここで米などを作ってコルカタに働きに行かずに夫と二人でここで暮らしていきたい、と将来の夢を語ってくれた。(1ルピー=約2.7円)

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